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栄和堂ブログ

鎌倉の端っこにあった書店「栄和堂」僕らはここを「ブックスペース」として本屋の再発明をしていきます。公式HP http://eiwado.space/

俗談 えーわ堂マスター

■人は書きたくなり、語りたくなる

「ブックスペース栄和堂」では、ネットにはないリアル店舗のよさを言っているが、電子書籍とかウエブ上の情報ではなく紙の本で読むことを主に強調する。ページをめくりながら、あるいは行きつ戻りつつして本の世界を感じるのだと言っている。ところで、読むこと以外にも書くとか話すことはどうなのだろうかと思う。

ここには“栄和堂ノート”というのが置いてある。なんでもいいから自由に書いてくださいというものである。開店のお祝いの言葉が多いのだが、最近では小学校1年生の女の子が一生懸命書いてくれた。その素直な表現がすごくうれしかった。キーボードを叩くのではなく鉛筆を動かすことも楽しいのではないでしょうか。紙とペンがあると人は何か書きたくなるのである。

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いろいろなタイプのお客さんが来てくれる。だが団体でくることは少ない。ほとんどがひとりでときどきペアで来るといったことが続いている。そして、ひとりで来る人は最初はおとなしくてもこちらから誘い水の言葉をかけると饒舌になる人が意外と多いように思う。

当たり前だが、語りたいということは語りたいことがあるということである。ひとりで来るような人は、たいていが語りたいことを持っている。それを声を出してしゃべりたいのだ。ここはネットの世界ではないことなのである。TwitterにしてもLineやFacebookでも声を出して語ることはできない、Skypeなんかではしゃべることもできるが、生身で相対していないので、やはり壁を感じてしまう。口から出る音や響きが伝えたい事を補完してくれるということもある。

ということで、人は読み書き話すを自然な欲求として持っているような気がする。しかもそれは孤独な中ではなく他の人との関わりの中でその欲求を満たしたいと思っているはずです。ぜひ、栄和堂で本を読み、思いをノートに書き、私たちあるいは隣り合わせた人たちと語り合ってみませんか。ご来店お待ちしています。